令和元年6月16日午前10時から、関市市平賀地内の北後遺跡で、第3次発掘調査現地説明会がありました。 (関市文化財保護センターの資料を参照しました。)
北後遺跡は、平成24年度に土地区画整理に先立って行われた試掘(しくつ)調査で発見された遺跡です。
説明会には、地元住民ら約50人が参加しました。
関市文化財保護センター職員からの説明や資料によりますと、北後遺跡は、平成24年度に土地区画整理に先立って行われた試掘(しくつ)調査で発見された遺跡で、その後の平成25年度の第1次調査、平成26年度の第2次調査で奈良時代から平安時代ころの竪穴建物跡が十数軒発見されました。
当職員から、黒くなったかまど跡や柱のあった穴などが紹介されました。
平成29年度から行われている第3次調査でも8軒の住居跡が発見され、担当職員から、この遺跡は「今から1200~1300年ほど前の集落跡であると思われる。」と説明されました。
これまでに、北後遺跡で発見された土師器、須恵器など、また、文字が書かれた墨書土器も出土しています。
説明会に参加した地元住民からは
「直接この眼で、1300年前の祖先の暮らしや、生活感が感じられたことに
わくわく、ドキドキしました。
という感動の意見が聞かれました。
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